ちょっと長い関係のぶるーす

secondhand books 「六月」のブログ

小川洋子のつくり方

当店は古本屋ではあるが、新刊も扱っている。
自分がこの本を読みたいと思った時、読者として読むなら新刊書店かネット書店で買うのだが、それを書店として仕入れることが場合によっては可能だ。夢のようだ。

版元に直接メールをしてこんな弱小古本屋に何%でおろしてくれるかを交渉する。
10冊以上であればそこそこの版元からでも、だいたい70%くらいの掛け率で買取仕入れができるんじゃないか、と思う。マイナーな本しか仕入れないし〜。
まれに1冊から卸してもらえることもある。送料はこっち持ちだったりサービスだったり。

今朝はNHKも朝ドラの時間をずらして広島平和記念公園から中継しているので、それを聞きながら(TV画面を見ながらブラインドタッチで、ってのはムリ)書いております。

わしにとっての東京オリンピックは1964年のみ。古関裕而先生(大瀧さんが先生って呼ぶのでわしも)のオリンピック行進曲を聴くために古関裕而CD全集だって買ったんだ(そのあとお金に困って売ったけど)
聖火リレーも父の自転車の後ろに乗って小坂井の R1 まで見に行ったし、牛久保小学校から全員徒歩で諏訪の豊川市体育館まで行って市川崑監督の映画も見たし、その後何度も見たし〜。
脚本を谷川俊太郎が書いたことは知っている。でも聖火を点灯した最終ランナーのことは知らなかった。

何年か前ブラタモリで古い方の国立競技場だったかな? の時タモリが「坂井義則くん」ってフルネームで名前を覚えていたのには感心した。

田畑書店から出たばかりの『小川洋子のつくり方』を仕入れました。
http://tabatashoten.co.jp/tukurikata/
巻頭には昨年8月にニューヨーク・タイムズ誌に掲載されたエッセイ「死者の声を運ぶ小舟」を原文+英語訳で収録。
ヒロシマナガサキ、オリンピックなど、またこの坂井さんについても書いてある。
坂井さんは7年前に亡くなられているが、76年前の今日が誕生日。偶然っちゃ偶然なので今日はこの本のことを書きました。

2200円、在庫ございます。