ちょっと長い関係のぶるーす

secondhand books 「六月」のブログ

『篤姫』

大河ドラマを見るのはひさしぶりである。
篤姫をきらりのあおいちゃんが演じるからではなく、桜島がみたかった。
奥女中の佐々木すみ江のかごっま弁はなかなかのもの。
まるで死んだ母を見ているようだ。


なんでもっと優しくしてやれなかったんだろう。
なんて親不孝だったんだろう。
もうじき命日だってのに、なにやってんだか。


そう思うと、とりあえず今生きてある年寄りをなんとか大事にしてやろうという殊勝な気分になる。姑もそうだけど、わしらの先生とか。

同期でやってるメーリングリストで読んだ。
先生が「もう学年会に出る気はない。クラス会だから出た」と言われた、とあり、がーんと一発くらった気がする。

そうだ、わしらは今まで自分たちのことしか考えてなかった。「恩師」として呼ばれた先生の気持ちを少しでも考えてやってたかな。

奥様に先立たれ、たった一人で暮らしておられる先生。
持病もお持ちだ。岡崎も安城こうせい病院も西尾も碧南も、市民病院遠いよな。町医者ならともかく市民病院までは何に乗って行かれるのかな。
お子さんは近くにみえるのかな。
ご飯の支度ちゃんとやってるって言ってたけど、やせ我慢じゃないのかな。
ほかに困ってることないかな。
他の先生たちはどうなのかな。そもそもご健在なんだろか。

わしらだって若くない。先生方はもうみんな70歳超えてんだ。そのうちに、もう会えなくなっちゃう。

今まで、やたらめったら先生には声掛けて招待してたけど、この先はゲストはお一人だけのご招待でもいいかもしれない。
んでゆっくりじっくりその先生とお話しする。
先生には「クラス会ですから」って言って、わしら生徒は全員に知らせて、在籍したクラスに関係なく来れる人は誰でも参加する。

もう一生に一度の担当幹事は終わったので、あんまり肩に力入れてやらんでもよかろ。

わしらが自分と同じクラスだった人に会いたいと思うのは人情だが、ゲストの先生が担任されたクラスの生徒をたくさん来てもらって、先生に会わせてあげるためにみんなで協力するというか。
ま、まだ先のことだが還暦祝いの時くらいは先生は招待せずに、はじけてもいいかな。