ちょっと長い関係のぶるーす

secondhand books 「六月」のブログ

『蟹工船』その他

まさか21世紀になってから『蟹工船』が平台に並ぶ日が来るなんて、誰が想像したろうか?

小林多喜二の次に有名なプロレタリア文学として葉山嘉樹の『セメント樽の中の手紙』がある。

これを掲載している筑摩書房の教科書『国語総合 改訂版』を2,3年生で使用中。
なんたる偶然か、彼がセメントになったのは10月7日の朝だった。

30年間授業してて、教科書の作品中の日付と現実の日付が偶然一致したのはこれで2回め。
でも前の一回がどんな作品だったかは、忘れた。