2008-10-07 『蟹工船』その他 本と本屋 まさか21世紀になってから『蟹工船』が平台に並ぶ日が来るなんて、誰が想像したろうか?小林多喜二の次に有名なプロレタリア文学として葉山嘉樹の『セメント樽の中の手紙』がある。これを掲載している筑摩書房の教科書『国語総合 改訂版』を2,3年生で使用中。 なんたる偶然か、彼がセメントになったのは10月7日の朝だった。30年間授業してて、教科書の作品中の日付と現実の日付が偶然一致したのはこれで2回め。 でも前の一回がどんな作品だったかは、忘れた。