ちょっと長い関係のぶるーす

secondhand books 「六月」のブログ

第6回中川フォークジャンボリー

去年の暮れの打ち上げで「子どもの頃から浅川マキのファンで、アルバムは全部持ってる……云々」と言ったら中川五郎さんが「次回のゲストは萩原さんで、どうかな?」ということになり、あれよあれよと伝説のギタリストの登場は決まった。
信じられない。
あの「はっぎわら のぶよし…」「うぉ〜」(大拍手)というメンバー紹介の声が聞こえる気がする。伝説のギタリスト萩原信義。生きてるのか? 現役なのか? 失礼千万>わし。

失礼ついでに申し上げると、当時の客は「マキと萩原信義はデキている」と信じていて、後半、彼がライブに参加しなくなったのも「男と女のことだから、まあ、そういうこともあるだろう」と黙って受け入れていた。わしだって誰ともその話題については語ってこなかった。
だってそんな野暮なこと、できるわけがない。いや、S也くんとは同期会でしゃべったかもしれんな。73年に山下洋輔トリオとのチケットを校内で売りさばいていたTるくんとは、どうだったかな。

だからその、五郎さんがサラッと「次回は萩原さん」なんて言われたので、もうドキドキして、焦って、混乱した。いいのか? 大丈夫なの? いやあ、どんな顔して国立まで来りゃいいんだか……。

12月だから浅川マキUK盤はすでに発売されていたのだが、わしは気づいていなかった。
今年に入り永年マキのプロデューサーであった寺本幸司さんがスペシャルゲストで登場されることも決まり、わたしも密林でUK盤を入手でき、なんじゃかんじゃとムスメの頃のようなマキ三昧の日々が続いていた。