ちょっと長い関係のぶるーす

secondhand books 「六月」のブログ

ゴッドファーザー

1972年に第1作が公開されて以来、50年経ってるらしいのだが、やっとわけがわかって来た。
初めて見たのは多分、去年か一昨年。BSを録画したのを見たんだが、やたら長いし、なんだかんだでTVの前でじっと見てないし、で、訳が分かってなかったのだよ。
大変によく出来たやくざ映画だった。最大級に褒めている。子どもの頃、父親に連れていかれた豊川東映やくざ映画しか見せてもらってないから(嘘)。東映まんがまつりもちゃんと連れてってもらってます。
東宝の戦争映画『日本海海戦』とか『山本五十六』とか、そのあたりはポスターは覚えてるが見てないと思う。

ビトー・コルレオーネはマーロン・ブランド。これは知ってた。partⅡでは子役が最初出てアメリカに移住する。そしてロバート・デ・ニーロがビトーの若い頃を演じる。
Ⅱは前にも見たのだが、わけがわかってなくて昨日初めて見たようなものだ。寺門コーヒーさんのドアのガラスの金文字と同じように、デ・ニーロの店のガラスに屋号を書いてる職人さんを発見したのは収穫だった。
Ⅱはデ・ニーロと成長した三男で、のちにコルレオーネ一家を束ねるようになるマイケル役のアル・パチーノのダブル主演みたいな映画なんだね。時代が行ったり来たりする。まだラスベガスが砂漠だった頃の昔のNY、今のラスベガス。

マイケルに殺されてしまう(マイケルの指示で殺すのは殺し屋ね)次兄のフレドってどっかで見た、なんだこの既視感。と思ってたらあいつやん!
ディア・ハンター』のほれあの気弱なキャラのあいつさ。ちなみにマイケルの妹コニーはエイドリアンですってよ! Wikiで読むまで気づかないわし。
マイケルの元妻ケイがダイアン・キートン。名前だけはよく知ってるんだがピンとこない女優さん。

それで今シリーズ最終作『マイケル・コルレオーネの最期』を見ているわけです。
2020年作なので、アル・パチーノもイイ年です。老人に化ける特殊メイクなんて全然いらん、肩も丸くなって、糖尿病に悩むやくざの親分そのものだ。それにしても時に回想シーンで出てくる若い頃のアル・パチーノはため息が出るほど男前。

字幕では「出入り」に傍点が付いていた。
出入りってえと敵は皆殺しだ。無用な殺生は嫌いだが、戦争映画とやくざ映画はしょうがない。

タイトルロールにニコラス・ケイジ(コッポラ監督の息子? 甥ってWikiには書いてあった)とあったが、出てたのか?
あとでニコラス・ゲイジだとわかる。別人なのか冗談なのか?