ちょっと長い関係のぶるーす

secondhand books 「六月」のブログ

今日は二七市

いい加減にたまってた郵便物を出すべく、PCの蓋を閉じようとしたら、今日は27日じゃん。

あああ、豊田市美術館に行けなかった。今日までの河原温展が見たかった。

あさって卒業式、金曜日は子どもの卒業式。

平成の9年から、卒業式を全日制と定時制と別々にやっている。
別に、仲が悪いとか、生徒間でトラブルが耐えないとかだったわけではない。

わしが転勤してきた時から、生徒は「卒業式は夜にやって」と、言っていた。
生徒たちの素朴な願いとして……。

でも、同窓会の古い人の感覚で行くと、超優秀@東大合格者数公立高校全国1位 の岡高の全日制と同じ文面の、どこにも『定時制』とは書いてない、通し番号だけが違う卒業証書を一緒に授与してやろうというのに、それが不満だとでも、言うのか?

みたいなニュアンスが、口に出されなくても伝わってくる。
なに、威張ってんだか、しらんが……。

それに校長も、自分の代から今までの伝統を覆す度胸がなく、京都出身で名大法学部卒、名古屋在住の松井さんって人が校長だった時、彼はあんまり同窓会べったりの人じゃなかったので、定時は定時だけで、夜の卒業式をやることになった。

で、体育館の2階は朝でも寒い。

夜はもっと寒いので、一階の昔はコンクリートの土間だったピロティーが今、卓球場になってて、ここでストーブたいて卒業式をする。

で、今回、6月の総会会計の残金から、わが学年は全定の生徒会に各5万円寄付した。
そこで、3万円の看板を新調した。

こないだ、今年から本校に赴任した校長から
定時制を卒業するっていうのがよくわからん。教えてくれ」
と聞かれた。

そりゃあまあ、優秀な高校でしか勤務したことない人には、この感覚はわかるまい。

中学時代から親にはさんざん心配かけて、近所にも迷惑かけて、高校入ったけど中退したとか、ひきこもりだったとか、不登校だったとか、鬱病だったとか、子持ち出戻りだとか、そんなこんな一杯苦労して、中学卒業してから4年しかたってない子は半分以下で、みんな5年以上かかって(最高齢40歳)やっと高校卒業するので、すっごい嬉しいわけだよ。

しかも人間、石の上にも3年。丘の上にも4年。
変われば変わるものだ。

親御さんも、それから最初の高校でさんざんご迷惑をおかけした担任の先生、中学校の先生に、こんなにオトナになって働けてる自分を見てもらい、ほめてほしい、もっとがんばれよって励ましてほしくってたまらないわけ。

とかなんとかつらつら説明してやった。

普通に優秀で、6334過ぎてきた人には、こりゃわからんもんだが、うちのマンションにも、高校入ったのに、すぐやめちゃってぶらぶらしてる子がいる。

ぶらぶらしてるだけじゃだめだ。
学校に来てるやつら、それだけでもエライ。